【コラム】私のTSF遍歴②00年代編

コラム

前回に続き私のTSF遍歴です。
小学生でTSFに目覚めたはいいものの、当時90年代はTS該当作品も情報も極端に少なく、中学高校まで飢餓の時代を生きてきました。
「『男が女になっちゃう話が好き』なんて人間は、世界に自分一人しかいないんじゃないか」という孤独と焦りにも襲われる中、供給が乏しい分は必死に妄想力をフル回転させて補い、今思えばあれが後々の創作の原動力になったかもしれません。
そんなこんなで迎えた2000年、高校3年生の秋……ここでまた人生を一変させる革命的な出来事が起こります。
そう、ついにインターネットの登場です。
「世の中にはインターネットというものがあるらしい」とは何となく知ってましたが、当時はまだ一般にはそんな普及していない時代。それがたまたま高校の近所にネットカフェができたので行ってみました。
そして早速「性転換」「入れ替わり」「男が女になる」など片っ端から検索してみた結果……

 

6.サイト『八重洲メディアリサーチ』
https://www14.big.or.jp/~yays/

7.サイト『真城の城』
https://kayochan.nobu-naga.net/

たどり着いたのが、当時も今もTSF界を代表する大手サイト。
『八重洲メディアリサーチ』はTSF専門個人ホームページの草分けで、作品情報や評論、創作、交流まで一手に手掛けた総合サイト。
『真城の城』は創作と評論でTS界きっての老舗大手。特にシェアワールド『華代ちゃんシリーズ』の総本山として知られます。

当時はまだ「TSF」という言葉もそんなに定着してなかったですが、とにかくこれまでずっと孤独にこの道を歩んできた自分にとって、「世界には自分と同じ趣味を持つ人がたくさんいるんだ」と初めて知ったことは何よりの喜び。大げさでなく「現代の宝島が現れた」というくらいの衝撃でした。
それからは学校帰りにちょくちょくネットカフェに通うようになり、『真城の城』で華代ちゃんシリーズを貪り読み、『八重洲メディアリサーチ』でTS作品のタイトルを片っ端からメモしてはブックオフへ駆け込む生活が続きました。
そして受験に失敗して浪人となり、1年間ネットから遠ざかることになりました(汗)。

 

そして無事大学入学で上京すると、再びネットの力を借りてTS開拓を拡大していきます。

 

8.ゲーム『君の気持ち、僕のこころ』

初代プレステで出た恋愛ADV。毎日2~3ターンで好きな女の子に憑依しまくれるという、今も語り継がれる憑依ファンの夢が詰まった名作ですね。
非常に自由度が高いので、考えなしにテキトーに憑依を繰り返すだけで楽しい。ただその反面、フラグ立てがメチャクチャ複雑に込み入っており、攻略情報なしではグッドエンドを見るのも困難。未だにCGをコンプリートした人はいないんじゃないかとまで言われてます。
それでも当時の私は「いかにもエロゲーになりそうな題材を、よくぞプレステの全年齢向けにまとめたもんだ!」と驚嘆しました。そんな「いかにも出そうな」エロゲーは、30年近く経った今なお一つも出てないんですけど(泣)。
なので私としては、「いつかこのブログで改めてこのゲームを完全攻略すること」、「こんな感じの憑依ゲームを自分の手で作ること」を大きな目標に掲げています。

 

エロゲーといえば、前回「思春期に入る前から特殊性癖に目覚めすぎたせいで、性の目覚めが歪んだ」って話をしました。
具体的には、全年齢向け作品でもTSとか催眠とかは凄く興奮するけど、逆に18禁のガッツリエロはだいぶ苦手でした。
それでもネットで知って有無を言わさず「買うしかない」となったのがこの作品。

 

9.ゲーム『肉体転移』

私が生まれて初めて買ったエロゲー。入れ替わりモノですが、男2女3の多人数&複数回入れ替わり、さらには主人公5人それぞれの視点でプレーできるという、まさしくTSFの歴史に残る壮大な作品でした。
私もこんな作品を作ってみたいですけど、集団入れ替わりというのは人数や回数が増えれば増えるほど指数関数的に面倒くさくなっていくので、非常にハードルは高いです(汗)。

 

10.AV『DREAM STORY 願いが叶う壷』

同じ時期、実写AVで初めて買ったのがこれでした。ネット通販万歳(笑)。
私が成人したのと前後して、世の中もDVDやらWindows XPやらが普及していき、TSFを取り巻く環境もいろいろ変わっていきました。

 

11.同人誌『入れかえ魂 Vol.1』

そして私が初めて買った同人誌が『入れかえ魂』!
歴史的にも初の本格的なTSF専門同人誌でした。
何せまだまだTS供給が圧倒的に少ない時代にあって、TSだけで1冊のちゃんとした本の形になって、小説にしっかり挿絵もついてるということだけで「凄い時代が来た!」と驚いたもんです。
当時まだショップ委託でネット通販なんて便利なものはないので、メールで注文して銀行振込で1冊ずつ自家通販だったのも懐かしい。
今ではDL販売が当たり前の時代ですが、それもTS界では『入れかえ魂』がいち早く進出しており、まさしく先駆者でした。

 

12.雑誌『コミックアンリアル Vol.11』

エロゲー、AV、同人誌と来たら、最後はエロ漫画ですね。
TSの商業エロ漫画といえば、やはり総本山は『コミックアンリアル』。私が初めて買ったのは2007年でした。
それ以前からもTS作品はちょいちょい載ってましたが、この号では『電想幻士ミルキューア』『魔淫の聖典3』『魔女狩りの騎士~人格転移の檻~』『Long Way Home』と一挙4作品掲載。しかも変身・入れ替わり・憑依と揃ってる(笑)。
その後2010年からの『性転換アンソロジーコミックス』とともに、「TSといえばアンリアル」という地位を築く礎になりましたね。

 

13.漫画『にょたいかっ。』

00年代も終わりの2009年頃、いよいよ全年齢向けでもTSFの歴史を拓く記念碑的作品が登場しました。
この『にょたいかっ。』というタイトルが示す通り、「TSがメインの作品」をも通り越して「TSそのものを楽しむための作品」であったことが画期的で、ジャンル全体に多大な影響を与えましたね。
なお、この漫画は元々は携帯コミックで連載されてました。当時まだガラケーでしたけど、2000年代半ばから携帯コミックのサービスが増えてきました。
かつては紙媒体しかなかったものが、携帯オリジナル作品も増え、また1話ごとのバラ売りでも買えるようになり、現代の電子書籍へと繋がっていくわけですね。
私も『にょたいかっ。』は最初携帯から読み始め、他にもまた例によって片っ端からTS作品を探しまくってました。

……何か「00年代編」というより「アダルト編」になってしまったな(汗)。
次回は10年代編です。

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